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利小損大の罠!失敗から学ぶFX投資の対処法

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はじめに

FXとは外国為替証拠金取引の略で、元本保証はありません。数千万円の元本を数日で溶かし、路頭に迷った人も数多くいます。そこで、筆者の失敗談を活かして、FX取引を行って頂ければと思います。

損失は絶対にしないを心がけるが…

筆者は「損失は絶対にしない」と心がけてFX取引を行っていました。高額取引を行えば、それだけ利益が増えますが、それ以上に損失も増えてしまいます。

為替初心者だった筆者はレバレッジは10倍以下、1,000通貨単位で取引を行っていました。損益額にすると、わずか数十円程度でした。今思えば、初心者が陥りやすい罠にハマっていたのかもしれません。

1,000通貨からFX取引できる会社は限られています。

ある日、相場が急変?

筆者のトレードスタイルはスキャルピング手法でした。わずかな利幅を狙い、超短時間で取引をするスタイルを構築しており、ポジションを保有したまま土日祝日をまたぐことはありませんでした。

しかし、金曜日に保有したポジションが予想した値動きをせずに、損失が拡大してしまいました。「すぐに持ち直すだろう」という根拠のない自信から金曜日にポジションを保有したまま週末を迎えてしまいました。

スキャルピング手法とは、デイトレードの中でも、より僅かな利幅を狙い、短時間で売買を繰り返す手法のことをいいます。
土日祝日はFX取引ができない会社がほとんどです。

損失拡大と追証

月曜日になると相場は一変していました。金曜日に損失確定をしていれば何ら問題がなかったのですが、メールには「追証(追加保証金の入金)を行ってください。

まもなく強制ロスカット(強制損切り)になります」との内容でした。追証をした後に、すぐにロスカットをしました。しかし、普段の数百倍の損失、つまり1,000円以上の損失が出ていました。

利小損大という初心者が陥りやすい罠にハマっています。

プロスペクト理論とFX

筆者の失敗はプロスペクト理論で説明ができます。プロスペクト理論とは、「10万円儲かった」と「10万円損した」という二つの条件を比べると、後者の方が心理的負担の方が大きく、投資家の意思決定を大きく左右してしまうという理論です。

つまり、早い段階で利益確定はできるが、損失確定は中々できないということになります。これが初心者が陥りやすい罠であり、利小損大を生み出す原因でもあります。

まとめ

損失拡大、つまりFX取引で失敗しないためには、利益確定よりも損失確定の方が大切だということです。皆様のFX取引の参考にして頂ければ幸いです。

(photo by 足成)


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