はじめに
Image may be NSFW.
Clik here to view.
株式投資ときのチャート分析では、よくチャート上に線を引いて、将来の価格を予測します。FX投資でも同様に為替の動きに、ラインを加筆して分析する方法として「トレンド分析」と「オシレーター分析」があります。
ここではそのオシレーター分析の一つ「ボリンジャーバンドの基礎知識」についてご説明します。
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドとは、「移動平均線を軸に上下に一定の幅を持たせて描かれたライン」のことです(詳細は下図をご覧ください)。
トレンドがこのまま続くのか、それとも転換するのかを見極めるのに使われています。
ボリンジャーバンドの見方
ボリンジャーバンド(緑線と青線)と移動平均線(赤線)
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ボリンジャーバンドはラインの幅が上から+2σ(シグマ)、+1σ、-1σ、-2σという単位で取られていることが多いです。
ラインの意味
- 1σラインより上をプラス圏、-1σラインより下をマイナス圏とします。
「プラス圏内」では為替レートを上に引き上げていく力が働くと考えます。反対に、マイナス圏内では為替レートを下に引き下げていく力が働くと考えます。
トレンドの転換点を示す
上昇トレンド、下降トレンドともにいずれは終わりが訪れ、転換のときを迎えます。ボリンジャーバンドはそのトレンドの転換点の目安を示します。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
-1σラインを下から上へ突き抜けたとき下降トレンドは終わる。
+1σラインを上から下へ突き抜けたとき上昇トレンドは終わる。
効果
トレンドの転換点をいち早く見抜くことで、「上昇局面の始まりに買い下降局面の始まりに売る」というような利益の最大化をはかることができます。
おわりに
ここでは、ボリンジャーバンドの基礎知識についてご説明しました。
ボリンジャーバンドを利用しトレンドの転換をいち早くみつけ、資産運用に役立ててみてください。
(photo by amanaimages,著者)